2020年度-2022年度 中期経営計画

2020年8月5日
ローランド株式会社

 

ローランド株式会社(本社:静岡県浜松市北区 代表取締役社長 三木 純一)は、グローバルな電子楽器専業メーカーとして、「1. 創造の喜びを世界にひろめよう 」「2. BIGGEST よりBEST になろう」、「3. 共感を呼ぶ企業にしよう」という創業以来変わらぬ経営理念のもと、革新的な製品やサービスを通じた創造体験をひろめ、「世界中の人々をワクワクさせる」ことを目指しています。

この度、市場環境の変化や顧客ニーズに対応し、当社グループの持続的な成長の実現に向けた「2020年度-2022年度 中期経営計画」を下記の通りお知らせいたします。

1. 中期経営計画における数値目標

2019年12月期は過去最高売上高を更新したものの、2020年12月期は新型コロナウィルス蔓延による各国でのロックダウンを起因とした工場閉鎖による生産停止、部材調達の制限が生じ、業績は前年実績を下回ることが想定されております。一方で、本環境下においても、電子楽器に対する需要は根強いものがあり、オンライン経由での好調な販売により、多くのカテゴリーで受注残を抱える状況にあります。また、足元では停止工場の再開、部材調達制限の緩和など、既に供給体制も大きく改善されてきております。

このような状況を踏まえ、2020年度-2022年度中期経営計画においては、本日以降、新たなロックダウンに伴う工場閉鎖による生産停止及び部材調達の制限やこれと同等以上の事業運営の悪影響が発生しないことを前提として、以下の数値目標を掲げております。

2019年12月期から2022年12月期までの売上高年平均成長率    :

5%以上

2021年12月期および2022年12月期の営業利益率:

10%以上

2021年12月期および2022年12月期のROE:

20%以上


注)日本会計基準に基づく財務報告値ベース
注)為替レートは1ドル=110円、1ユーロ=120円で推移することを前提

2. 経営の基本方針 (経営理念)

ローランド・グループの経営理念は以下の3つのスローガンに集約されています。これらは、私たちが何のために存在し、どのような企業であろうとしているのかを表現した、創業時から変わらない考え方です。

 

  • 創造の喜びを世界にひろめよう
  • BIGGESTよりBESTになろう
  • 共感を呼ぶ企業にしよう

「創造の喜びを世界にひろめよう」

いつでも、誰でも、どこにいても、自分にあった音や映像の楽しみ方に一人でも多くの人がめぐり合える。そんなワクワクする世界の実現を、私たちは目指します。新たな作品を創りだす喜び、仲間たちと楽器を演奏する時の充実感、そして、それを多くの人と分かち合うひととき―無限に拡がる喜びの可能性を、追求し続けます。

「BIGGESTよりBESTになろう」

お客様一人ひとりにとって、常にBESTで特別な企業であること。私たちはそのためにたゆまず努力し、最善を尽くします。日々成長し続け、お客様の想いにこたえる。そしてまた、新たな夢や期待を寄せていただく。そんな信頼関係を大切にしていきます。

「共感を呼ぶ企業にしよう」

私たちは、支えていただいているお客様、取引先様、そして株主様など多くの方々に愛され、応援される企業を目指します。新しい価値を創り出す中においてもこうした方々の信頼を決して裏切らず、事業活動をよりよく理解していただく。そうして皆様からの共感を力にかえ、すべてのステークホルダーにとっての事業価値を持続的に向上させていきます。

3. 事業環境・重要課題認識

当社グループの属する世界楽器市場は、新興国においては市場の拡大が期待されるものの、主要市場である先進国ではその成熟度が増しており、また少子高齢化や価値観の多様化など大きな社会情勢の変化の中にあります。当社グループの継続的な成長においては、「生み出す」顧客をより深く理解した高い付加価値を持つ製品・サービスの提供、「伝える」製品・サービスの真の価値を伝える顧客創造と市場開拓、「届ける」欠品や過剰在庫が最小化されたSCM(サプライチェーン・マネジメント)の構築、「支える」そしてそれらを担う人材の育成や経営基盤の強化が重要な成長機会であると認識しており、その実現に向け、直面している様々な制約を取り除くことに集中していきます。
また、新型コロナウィルスの世界的な蔓延により、お客様が家で自由に過ごす時間が増えました。それらの時間で創造的な活動やインターネットを介し世界中の人々とつながり自分らしさを表現するニーズが新たに見出され、電子楽器への需要が高まっていると考えています。一方供給面においては、部材調達、生産、流通等の各方面において、各国政府の感染拡大防止策による影響を受けたことで、生産拠点ごとの生産配分見直しや、部材調達の本社統轄管理強化、安全在庫の確保など、サプライチェーンの強化は重要な課題であると認識し、解決に向けて対応を進めています。

4. 成長戦略

<重点戦略>

  1.  

<生み出す>

当社にしかできない高付加価値な製品/サービスの開発

  1.  

<伝える>

顧客創造と熱狂ファンの絆づくりによる市場開拓

  1.  

<届ける>

欠品/過剰在庫のない事業継続にも配慮したSCMの実現

  1.  

<支える>

すべての成長を支える人づくりと、徹底した見える化によるガバナンス強化の基盤作り


<基本方針>

  1. 当社にしかできない高付加価値な製品/サービスの開発

    当社の独自技術を結集した共通プラットフォームを積極的に活用し、鍵盤楽器、打楽器、ギター関連機器といった既存コア分野での開発効率の向上を図り、収益力を強化します。同時に、新たな市場の創造や、新規顧客の獲得を目指した、当社ならではの付加価値を持った「新機軸(ゲームチェンジャー)製品」の開発も積極的に推し進めます。
    また、ソフトウェア音源のサブスクリプションサービスであるRoland Cloudの会員数増加に向け、継続的なコンテンツ供給体制やアプリ開発体制を構築するとともに、共通プラットフォームを採用したハードウェアとソフトウェアのシームレスな連携により、これまで出来なかった更なる付加価値向上にも取り組んでいきます。
     
  2. 顧客創造と熱狂ファンの絆づくりによる市場開拓

    デジタルマーケティングを活用し、グループ全体でより密接に顧客と結びつき、真の顧客ニーズの把握、休眠層の掘り起しを行うとともに、顧客との絆づくりを強化していきます。また、中国・新興国といった成⻑市場へのマーケティングを強化し、新中間層の旺盛な購買力を獲得していきます。
     
  3. 欠品/過剰在庫のない事業継続にも配慮したSCMの実現

    販売在庫関連データの整備、一元化、見える化を進め、精度の高い生産計画の立案に取り組みます。
    また、事業継続を見据えた需要変動へのタイムリーな対応に向け、リードタイムの短縮を図るとともに、高収益機種への絞り込みによる効率化も進めていきます。
     
  4. すべての成長を支える人づくりと、徹底した見える化によるガバナンス強化の基盤作り
    社員一人ひとりが安心して自分らしく働ける環境整備、社風づくりに取り組み、人と組織の活性化により、労働生産性の向上を図ります。
    また、クリーンなバランスシートと健全なキャッシュフローを維持向上させ、持続的な連結経営基盤の拡充を図るべく、徹底的な数値の見える化と、分かりやすいコミュニケーションによる透明性を目指し、ガバナンスの確立した本社管理部門のグローバル本社機能を更に強化していきます。

 

 

本資料は、当社の企業情報等の提供を目的としており、日本国内外を問わず、一切の投資勧誘又はこれに類する行為のために作成及び公表されたものではありません。また、本資料に記載されている当社の目標、計画、見積もり、予測、予想その他の将来情報については、本資料の作成時点における当社の判断又は考えに過ぎず、実際の当社の経営成績、財政状態その他の結果は、国内外の経済情勢、他社との競業、外国為替相場の変動、原材料価格の変動、自然災害、COVID-19の終息状況等により、本資料の内容又は本資料から推測される内容と大きく異なることがあります。